2006年03月 31日 (金)

池間島の北方約16キロにあるサンゴ礁。大潮にあたる旧暦3月3日の頃、干潮時の3日間だけ陸地の様に海面上に現れます。今回の旅のメインイベントです。
今年は昨日から明日までの3日間だけ、1日500人だけ限定で上陸できます。
普段はダイビングスポットとして人気の場所だそうです。
※「八重干瀬とは」・・・
南北10Km、東西7Kmの海域に広がるサンゴ礁群が八重干瀬です。サンゴ礁(リーフ)の数は大小100を超え、海底地形は極めて複雑で、波当たりや潮の流れなど物理的な環境はとても多様です。古くから航海の難所として知られ、現在でも座礁する船が後を絶ちません。1797年に英国探検船・プロヴィデンス号も八重干瀬で座礁したことで知られています。
しかし池間島の漁師たちは、肌で複雑な地形を覚え、多様な環境の違いを的確に認識していました。豊かな恵みをもたらす八重干瀬を「海の畑(インヌパリ)」と呼び、漁場を特徴に応じて使い分けるために命名した140余りの地名を現在に伝えています。
八重干瀬は、豊かで美しいサンゴ礁生態系が広がっていることで知られていますが、観光で上陸する場所は大潮の干潮時に干上がる厳しい環境です。そのためそこに出現する生物は種類も数も限られています。

上陸に備えてフェリーの乗組員がアンカーを打ちます。

待ちに待った八重干潮に上陸です。

珊瑚を傷めないように慎重に歩きます。

場所によってはこんな深みも有ります。
1時間ほど散策して船に戻ります。楽しみにしていた「八重干瀬」観光も終了です。
帰りの船内では「泡盛」も振舞われ、ほろ酔いで16:30頃に平良港に帰還しました。