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酔いどれ滑奏記

両人対酌山花開 一杯一杯復一杯 我酔欲眠君且去 明朝有意抱琴来  

2006年05月 31日 (水)

 指揮のおけいこ

okeiko.jpg
岩城宏之著、文春文庫495円(税別)。

昨日に続いて「書籍」ネタです。またしても体調を崩されて予定をキャンセルされた岩城さんの健康状態が気になりますが。

一般の人に「指揮者とは何ぞや?」っていう疑問を、岩城さん流に解り易く書いた本と云うのが一番手っ取り早い紹介でしょうか?

岩城さんというと、私と同年代の方々は「ネスカフェゴールドブレンド」のTVコマーシャルで、チャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」の1楽章でテンポが変わるところを指揮した場面を思い出すのではないでしょうか?もっとも私があの部分を「悲愴」の1楽章だと知ったのは数年後の事でしたが。(苦笑)
あの曲がご本人の指揮者デビューの曲で有ったのであのCMが造られたのでしょうね。

岩城さん曰く「指揮とは・・・(略)圧倒的な大部分は、スコアの分析である。つまり、音楽の勉強だという、実に月並みなことになるのだ。(略)実は、振り方なんて、どうでもいいのだ・・・」

昨日読んだ「三浦雄一郎」さんの本で、「スキーは形で滑るものではない。(略)スキーの基本はすべて、動きの中から自然に生まれてくる方がいい。・・・」と共通する気が私にはします。

音楽にしろ、スキーにしろ「形から入る」事を否定するつもりは有りませんし、初期の段階では教えてくれる人から習ったり、自分より上手だと思う人の模倣をするのは当然の事だとは思います。
しかしながら、何故「その形」になるのかを理解しないで「形」だけ模倣している(又は模倣しようとしている)人が多すぎる様に思います。

この本で、岩城さん曰く。

1、指揮を習うことはできない。
2、指揮を教えることはできない。
3、指揮者には、なれるヤツだけがなれる。
4、指揮者になれないヤツはなれない。

この言葉は、教える事の限界を述べているのだと私は思います。
「なりたいヤツは自分でなれ!」と。

自分が高校生の頃に担任の先生に云われた言葉を思い出します。
「馬を水辺に連れて行くことはできるが、その馬に水を飲ませる事はできない」

「水」だけでなく「酒」も自分の意志で飲みつづけたいものです。(笑)
posted by ひで at 21時40分  [音楽トラックバック(0) | コメント(2)
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お酒は二十歳になってから。
アルペンスキーを始めたのは四半世紀以上前ですが、テレマークスキーは7年前から。
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ついでに将棋は「アマチュア弐段」。

何事も中途半端?

※お知らせ
東京農工大学OB管弦楽団第24回演奏会
2012年10月7日(日)14:00開演予定
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指揮: 小野寺 弘滋
チャイコフスキー / バレエ「白鳥の湖」抜粋
指揮:ポンサトーン・ラクシンチャラーンサク
ブラームス / 交響曲第3番 ヘ長調 作品90
指揮: 小野寺 弘滋
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